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執筆者の写真Jun Kondoh

賢い事前問診票の入力の仕方

更新日:2023年8月15日


今回は病院で診察を受ける前に非常に

大切な事前問診票の入力をする仕方に

ついてお話しをします。


当院でも24h対応型Web予約を

行う際に、事前問診票への入力を

併せてお願いしています。


貴方が自分のビジネス パートナーと

初めてのミーティングをする際や入札コンペに参加する際、事前にパートナー企業の沿革、

相手方が何を一番求めているか、事前にあらゆる角度から、出来る限りの情報を得て分析していた方が明らかにスムーズに仕事が進み、取引先との新しい契約を取り付ける事にも

成功しやすくなりますよね😉


医療も同様であり、患者情報をできるだけ多く

事前に取得している方が、迅速に検査>診断>治療、一連のプロセスがスムーズ化します。



① 性別、年齢の入力

男性ならば、乳腺組織由来、子宮由来の

病気は、まずありえないだろうし、

女性ならば、精巣由来、前立腺由来の

疾患を除外できます。


乳児や幼児年齢帯ならば、特有の疾患を

想定予測できるし、高齢者ならば、逆に小児科

カテゴリー疾患は想定から除外できるのです。


②症状の主訴は1位、2位くらいまでに絞る。


よく見かける症状入力欄では、

上腹部痛、嘔気、下痢、発熱、食欲不振etc

など、4,5以上の複数の症状が漫然と

羅列記録されていますが、

全ての症状に対して我々医師はさほど

注視していません。


これは貴方が、いくつかのやらなければ

いけない仕事が複数あるとしても、

納期が目前に迫っているものや、

お得意様高額案件などから、

順次始末しなければならないのと

同様にプライオリティ、すなわち"優先順位"をつけていくのと同じ振る舞い方をします。


医療従事者たちは、

最もシビアと思われる症状、患者が

一番悩んでいる、とする症状を"主訴"と

して絞り込み選別していきます。


よって、複数症状があるとしても、

第一位、第二位、くらいまでに

入力を絞ると良いと思います。


③時系列を揃える。


我々医師は、無症状だった頃から、

何らかの症状が初めて自覚した発生時刻を

重要視します。


ある患者さんAは、


"え〜と、腹痛が始まったのはいつだったかなあ?、、ああ、4日前くらいです、、、


あ、いや、やっぱり違うなあ、、2週間くらい前からです、、、あ、、あ、、いや、いや、

あまり記憶が定かでないなあ、、

実は半年前からかな?"


といった診察シーンは、私から

見ても当人は優柔不断であり、問題解析の

しようがなくなります。🤷🏻‍♂️



実際の診察シーンで医師、看護師の面前だと

緊張してしまい、混乱してしまう、と

いう方ならば、より一層、

ご自宅で落ちついた環境の下、

事前問診票に入力した方が問題解決は

早まると考えられます。


④他院での内服薬があれば必ず

 お知らせ下さい。


内服薬、特に高血圧の薬、糖尿病の薬、

抗凝固剤といった内服歴がある方は、

それらの商品名、数量を知る必要性が

担当医師にはあります。


これら内服薬を当日服用している、

していないかの状況確認後、

同日中に内視鏡検査が可能か、

CT,MRI画像検査が可能かを

判断していきます。


今一度申し上げますが、お薬手帳に準じた

内服記録物の画像配信をどうぞお忘れ無く。



⑤過去〜現在までの他疾患治療歴の有無


これも非常に重要な情報となります。


例:脳、肺、腹部疾患の手術歴がある、

他、現在、別病院で別の癌を治療中、など

あれば、必ず明記することが大変重要です。





24h対応Web予約をすると同時に

是非とも事前問診票にも入力をお願いします。


診察の患者呼び出しまでの待機時間は

大幅に短縮されますし


同日にどのような検査を行えるか?


初診同日中に緊急での

胃、大腸内視鏡検査を安全に行えるか?


などの状況判断を皆さんが来院する前から

我々スタッフは、事前予測しながら

準備をしています。

こうした工夫で当院での

確定診断までの時間は圧倒的に

短縮化を果たしています。


どうぞご参考に😉





















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