経鼻式内視鏡メソッドと
鎮静剤投与下(経口)内視鏡メソッドを
双方比較分析していきます。
どちらにも長所と短所があります。
どちらか一方が明らかに全ての点で
優れているならば、その方法のみが
生き残り、もう片方の方法は、必ず
絶滅するはずですが、
そうはなっていません。
例えるならば、最高にカッコ良い車を乗りたければ、MB ゲレンデ ヴァーゲン、
フェラーリなどに乗れば良いです。😘
しかしながら、維持費が異常にかかります。ほぼ一般人には無理な話ですねw
都心部の最もファッションナブルで駐車場付、且つ犯罪が少ない一戸建てに住んだら、毎日が最高に快適ですが、毎年の固定資産税と賃貸料、住宅ローンは、当然に平均以上を覚悟しなければなりませんw
一方で
中古(軽)自動車所持ならば、格安で購入できて維持費も抜群です。近所を回るだけの
足がわりならば、最高のツールです。^_^
しかし最新のスタイリッシュとなるかどうか?あるいは乗り心地が本当に良いかは?
荷物は、沢山詰めるか?
あるいは通勤使用で、または
長距離移動用に耐えられるかは?、、、
かなりの割合で小さく華奢な軽自動車は
辛いかもしれない、、と同じです。😕
どちらが良いかは、自分の経済的状況や、必要性、人生観によって変わります。
従来から存在する経口(昔はこれしかなかった。)用、つまり、口から挿入する内視鏡約10㎜直径と較べて経鼻内視鏡は半分の直径で約5㎜です。これにより
鼻の穴を通り抜ける事が可能になりました。😃
従前の経口用内視鏡が舌根部(舌の付け根)
を圧迫接触をした場合に例のオェーとなる
嘔吐反射が起きるのですが、これを回避可能となります。😏
経鼻内視鏡にも弱点があります。😨
先天的に鼻の中の構造が狭い場合。
あるいは、外傷(鼻骨骨折)など鼻中隔
変形を来した症例、季節の花粉症に代表されるアレルギーetcによる肥厚性鼻炎で鼻詰まりが顕著である時点では通過できなくなります。この場合は、経口的にスコープを挿入せざるをえなくなります。🤔
鎮静剤投与下の場合を考えます。😑
鎮静剤の作用により、患者の
主観的不安、緊張は薬理学的に
軽減され、適切な投与量を用いれば
嘔吐反射は大幅に軽減されます。
この時点で渋滞がない時、わざわざ狭い裏道を通る意味がないのと同じく、経鼻腔的にスコープ挿入することは意味を成さないので、経口挿入同様のやり方になります。
つまり、長径10mmの太いファイバースコープだろうが、5mm大の経鼻内視鏡スコープだろうが辛さはほぼなくなります。
ほぼ9割以上の患者さんは、一、二分以内でまるで麻酔にかかったように爆睡状態となります、大半は無意識になり、検査中の事象を記憶していません。ほぼ全身麻酔を受けるに近似した感覚となります。
しかし、、全身麻酔ではありません。
鎮静剤投与された状態です。
例えるならば似たような麺類でも
うどん、と、そばは、
似て非なるものです、、ww
巷では適当な医師が、鎮静剤も麻酔剤も、
いっしょこたに患者さんに説明して
しまいます。困ったものですね苦笑。
鎮静剤投与を受けたら、
現行の科学では最高に快適なる
検査が受けれるでしょう。
しかし、確実に、その知識、メソッドを熟知しており、合併症(呼吸抑制etc)が生じた場合の緊急処置が出来る、という技術、環境担保がされなければなりません。
貴方の担当医が果たして、
それが可能か質問してみてください。🙁
ちなみに、私は、毎回、鎮静剤投与下で
検査を受けています。
理由は、私は鼻骨骨折歴があり、
外傷による鼻中隔変形と内腔が狭いからと、私の内視鏡担当医から、
通知されております。😕
鎮静剤の薬理作用が下がり、覚醒まで
リカバリーブースで休憩が必要になります。最低でも約1時間はお休みが必要です。また、検査後から翌朝までは
自動車、バイク、自転車など道路交通法に
おける責任者行為が国内では翌朝まで原則禁止となります。
地方僻地では電車やタクシーが少なく、
迅速に移動するには自動車が欠かせない地域によっては鎮静剤投与下メソッドがやりにくい環境と言えるでしょう。
はい、、^_^
今一度まとめます。
両者は、共に長所、短所があります。
貴方が、今までの経口内視鏡が辛いならば、そして、検査後すぐに自動車などを使う必要があったり、直ぐに仕事に戻らなければならない場合には、経鼻内視鏡を推薦します。😉
経口内視鏡も経鼻内視鏡を
受けても辛くて仕方がなかった方は、
圧倒的に楽である鎮静剤内視鏡を
時間、予定に余裕をもって、
ご依頼ください。🤗
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