について今回は詳細をお話します。
急性期病院の外科勤務医で、今回のような
詳細な話をしてくれる事はまずないだろうと思われる事を、、。
急性期病院で同じ鼠径ヘルニアを診断された後大抵の場合、病院側は腹腔鏡下手術を推薦してきます。
オペ技術料の比較では、我が国の
皆保険点数制度下で、当クリニックでも、
大学病院でも、民間病院でも、
銀座でやろうが、地方僻地でやろうが、
同じ点数となることをまず
明記しておきます。
当クリニックでも採用している
従来前方アプローチ法の場合は、
片側6000点。(一点当たり10円換算です)
付随する脊椎麻酔は最低850点となります。
腹腔鏡下手術になると
(片側、両側にかかわらず)
22960点となります。
付随する全身麻酔費用は
最低でも6610点となります。
腹腔鏡手術は、メイン執刀医ならびに、腹腔鏡で術野を映し出すスコープマンを務める助手が必ず最低でも一名必要です。つまり、外科医が最低2名必要です。
麻酔科専門医、手術室看護師など含めてかなりの大人数で治療にあたります。
かつ、腹腔鏡様手術器具が非常に
高価なディスポーザブル機材
を使う事が多いのです。
当然の事ながら、急性期病院では
全身麻酔下腹腔鏡下手術を患者さんに
推奨してくるのは、営利も追求せざるをえず、大組織として当然かと思われます。
なおかつ、病院は入院費で別途
差額ベッド代を
徴収して更なる収益化を狙います。
大型急性期病院の闇について
申し上げますと、、、
たとえ緊急搬送された場合でも
知識が少ない患者さんに対して
"今は、大部屋があいにくありません、現在、2人部屋、個室ならば空いておりますが、差額…一泊〜万円となりますが、よろしいでしょうか?"と、事務方たちがやんわり、差額ベッドに誘導していく事がしばしば、あります。
経済資産が潤沢な方ならば、
あるいは既に医療保険加入しており、
十分にそれで賄えるならば、そうした場合には、上げ膳据え膳的な、まるで
一流ホテルのルーム サービスをうけるかのように、夜間時間外にも専門医の
当直医がおり、夜勤のナースをベッドサイドのボタンを押して呼ぶことが可能など、24h対応してくれますから全く悪くありませんね。
経済的余裕があるならば、
フェラーリ、ランボルギーニを保有するは、快適の極みであり、運転しても
最高に楽しいでしょう、、。
経済的余裕があるならば
ペニンシュラ ホテルで、ルームサービスとディナーでも良かろう、と
同じ事かと思われます。
しかし、実際のところ、ほとんどの方はプリウスの新車に乗れたら万々歳なのです。これが我々の現実です。
我が国日本は、かつてのような繁栄もなく、経済も停滞し、平均年収は、80年代、
90年代より事実、低くなっているのが現状です。
鼠径ヘルニア腹腔鏡手術の利点は、術後疼痛の軽さと、謳う施設が多数ありますが、
明らかにあらゆる点で
優れている、有意差があり、とする
明確なエビデンスは、まだ充分ではありません。
私も病院勤務医時代は鼠径ヘルニアに対して、腹腔鏡下手術を実施して来た一人でした、、
しかし、医療の原点に戻り、
患者さんたちの負担は、手術の痛みだけでは
ないのだと気持ちが変わりました。
当クリニックでは、従来前方アプローチ法での疼痛に対しても独自の管理法を
導入、それらを駆使して既に開業以来、
複数症例を完遂してご好評を頂いております。
デイ サージャリーが開発された
米国の医療費用は、とても高額だからこそ生まれました。一般国民のニーズから生まれたのです。
なぜ、日本でも1000円カットサロンが
多数台頭したか?と、言えば、
時代がそれを求めたからです。
皆様のコスパも一緒に考えながら、
オペ計画、日帰り手術についてご説明しています^ ^
どうぞお気楽に
Call us!
Lean on Me!
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