以前も当院ブログに掲載しましたが、
腹痛原因について改めてエントリーします。
よくある初診患者さんの訴え"胃痛"が
当院Web事前問診票に多数認められます。
医師免許を取得して、
初期、後期研修を受けて
、(少なくとも医大卒後4年間修行します)
なおかつ、一定期間、急性期基幹病院で
急性腹症など担当経験がある医師ならば、
"ああ、胃のあたりが痛い、、そうですか、
では胃薬を出しますね、、
はい、それでしばらく様子を見てくださいね"
なんていう5分未満診察で即答したりする
軽薄な処方形式はいたしません。😩
上図に示すのは、腹痛原因の"主たる"
疾患群です。
今一度申し上げますが、この図が決して
"全て"でもありません。
もう一度申し上げます。
このイラストが全てではありません。
患者さんは"胃"痛と思って問診時、
症状の表現をしても、我々"
標準的臨床訓練"を修了している
医師側は、その時点では、
胃の疾患と断定は全くしていません。🧐
症状と原因疾患は一元的ではない。
有能なビジネスマンの貴方ならば、
理解して下さるかもしれません、、
今月の売り上げは芳しくない、、
赤字フローとなってしまった!?
その原因を分析してみたい、、
自社のプロダクトの元々の機能が
悪いせいかもしれないし、
宣伝が足りなかったかもしれないし、
アフターフォローの不備のせいかも
しれないし、風評被害のせいかもしれないし、
はたまた、自社よりももっと優れた他社から
機能上もっと優れた競合プロダクトが
販売され、宣伝も圧倒的かつ、
アフターメンテナンス
がより優れている競合業態が
出てきたからかもしれません。
胃潰瘍ならば、この痛み方A、膵炎ならば、
この痛み方B、大腸癌ならこの痛み方Cと、
確実にバラバラに人間が
感知できるのであれば、
もう.もはや我々医師などいりません。
AIなどを用いて、自動で疾患を確定して、
それに対応する薬剤をオートメーションで
診断結果を受け取るような仕組みにしさえすれば良い。
残念ながら、
そんなに人間の体はシンプルではない。
痛みを感じにくい、ノドの渇きを
感じなくなりにくいのが高齢者だったり、
心筋梗塞になっていても痛みとして
表現できない重度の糖尿病の方々がいたり、
認知障害者や小さなお子さんならば、
苦しがる、泣きじゃ来くるだけで、
どこが痛いのか?気持ち悪いのかも、
客観的に判断が難しい、
全く判然としないケースもあります。
明治、大正、昭和初期の頃の医療は、
視診、聴診、触診しかなかったのでした。
それが当時は"唯一"であり、
最善で最先端だった。
現代では、レアケースにも対応すべく
診断可能となったのは胃、大腸内視鏡、
腹部超音波、CT,MRIなどの検査機器が
登場したおかげなのです。
急性期医療施設では、採血を行い、体の中の
感染があるかないか?感染、炎症の程度を
"定量化"分析できるようになっています。
これはまたも一流ビジネスに例えるならば、
"儲かりまっか?ボチボチでんな、、🫤"
ではなく、
前月売り上げ比率、前年度比はどうか?
客単価ではどうか?PDCA .KPIで
詳細分析するに等しい。
腹症超音波、胃、大腸内視鏡CT,MRI,
PET CTなど先端検査機器が登場し、
無症状であっても
実際に臓器内に発生している
早期癌や、レアケース癌を見破れるように
なり、手遅れの状態の方は減らす事が
可能となってきました。
そして、一つの診断名がついたから、と
安心してしまうのは早合点です。
糖尿病、高血圧、高脂血症が合併している
患者があるように、
胆石症、胃潰瘍と同時に有しており、
痛みがどこからか、と限定しがたい
レアな症例もあったりします。
これだけ鑑別しなければならない
病名は多数あるにもかかわらず、
自分は"〜病"だと勝手に''思っている"
、だから、
この薬を出しさえすれば良い!と、
私の外来で凄んできた残念な方々が😔
過去いらっしゃいましたが(苦笑)
そうした無知の極致な方々は
当院とはマッチしません。
どうぞ、民間薬局でご自由に市販薬を
お求め下さい。
そうした薬局では薬剤師は
医師ではないので、貴方がどうなろうが、
知ったことではないから、お金さえ支払っ
てくれるならば、"売れ筋"のお薬をすぐに
出してくださいますから、、
自己責任で過ごしてください。🤷🏻
現代先進医療を理解して頂けた方は
いつでも24hWeb予約でご相談を、、😉
Comentários