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執筆者の写真Jun Kondoh

便秘にすぐ下剤を出すだけのヤブ医者に気をつけろ

更新日:2022年11月23日


最近、初診外来で一定の割合で

"先生、元々便秘だから、下剤を

前の担当医師にもらっていたのと

同じのを下さい、、"と、

おっしゃる方に遭遇します。



こうした方に大腸内視鏡の

経験はありますか?

と聞くと、"やったことはありません、

でも、下剤さえもらえればまあ、

大体大丈夫です、、前の担当の先生も

下剤下さい、と言えばすぐくれましたよ"



この時点で、私を含めた

消化器系専門医たちならば

この患者さんには便秘に関する知識で

足りない何かがあるのが😓すぐわかります。





たかが便秘、と笑っている方は、

以下の文をよおくお読み頂けると幸いです。



便秘には、種々の原因が

挙げられます。


①器質性便秘


大腸内腔で便の通過が物理的に妨げられて

しまうような原因疾患が存在する場合です。


最悪な原因のひとつに"大腸癌"があります。


命に直結するこれを見逃しては

一番いけません!


私の親友はこの便秘を軽視し、

定期的な内視鏡検査をして

いなかった為に若くして直腸癌で

他界しました。非常に悔しい事例でした。




結腸憩室炎の発症後、に腸の内腔が

狭くなり、通過性が悪くなる場合もあります。


直腸瘤という、直腸の壁の一部が

変形し、そこに便が溜まり込んで

出てこなくなる疾患なども存在します。


②症候性便秘


一例として脳疾患、甲状腺疾患、

糖尿病を診断された方に便秘が

出てくる場合があります。


③薬剤性便秘


抗うつ剤、向精神薬などを、パーキンソン病、

喘息治療薬、咳止めなどを処方されている方が内服薬の副作用で便秘になる事があります。


④機能性便秘


上記の①.②.③が否定された後、

患者さんご自身の腸の動き方に問題があり

引き起こされた便秘を示します。



このように、様々な原因が挙げられるのです。


単に便秘>いきなり下剤を処方することは、


まるで収益が悪くなった企業がその

原因を詳細に分析する事なく、

地方自治体から損失補填金、

補助金をもらうだけのダメな

図式と同じになります。


消化器疾患を専門的に研修せず、

訓練してこなかった一部の

なんでも診れますを声高に

宣伝する開業クリニックでは、詳細なる

原因検索もせず、問診も5分以下

そこそこで、杜撰にも単に下剤を

処方しているのが散見されます。


このような医師らは

患者に対して適切な指導、検査治療

管理を出来ていない事になります。

安易に薬を処方された医療知識

を持たない患者さんたちは

犠牲者とも言えます。


医療知識を持たない患者さんには、

時に父のように、、時に母のように

横断歩道を渡る際の子供の手を強く

引いて安全を確保するがごとく、、


私は、病態の原因検索、診断

について確実に説明します。



適当なクリニックの診察

にうんざりだった貴方、


"キチン"とした精密検査診断、治療を

ご希望の方は是非、

当クリニックにご相談下さい。


Call Us Now


Lean On Me!🤗


















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