貴方は毎回トイレで排便後、
水を流す際に、うんちの形状や、
色調を確認していますか?
突然の血便や真っ赤な血液そのもの、
やや赤ワインのような色、はたまた、
炭のような、コールタールのような
暗赤色のものが見えたら、お腹はいたくないし、別にどうでもいいや、と、絶対に
放置してはいけません。
下血の原因のうち、最悪なるものは
大腸癌です。
過去に私が体験した、1人の患者さんの
悲しいストーリーをお話します。
以前に近所にある消化器を専門にしていないクリニックで、下血があるため、
初診、そこでは、
一見、いぼ痔があるから、そこから
出血したんだろうと、診断され
外用薬を処方されました。
一時的に症状が消失したから治ったかな?
と、思うも、またも断続的に下血が繰り返してきました。再診の診察でその担当医は、"ああ、またイボ痔からの出血でしょう、、お薬出しときますねー"を毎回繰り返すのみ、、
一年くらい、断続して
そのような診察シーンを繰り返すも
次には段々、下痢や、腹痛まで出現した。
業を煮やした患者さんは、私が以前
勤めていた総合病院を受診。
私はすぐに大腸カメラを
やりました!
時は既に遅し、、
大腸癌と肺、肝臓への遠隔転移が
見つかりました。
残念ながら、癌進行度分類は、
stageⅣ.もっとも重症であり、
その方を根治させることは
出来ませんでした、、😢
下血精査の手順は、
先ず、最初の外来では腹部触診、
臀部、肛門周囲視診、
直腸診、肛門鏡、直腸鏡を用いて
よく見ることです。
次に、速やかに大腸内視鏡を
していくことです。
これすらやらない、やれない、
めんどくさがる藪医者は、要らない。
今一度言います。
下血を発見したら、原因には
様々ありますが、
大腸癌がもっとも最悪なのです。
すぐにお近くの消化器を専門的に長年
診療してきたドクターに連絡をして
診てもらいましょう。
Comments