はい。本日は、午後の外来にて
ご相談頂きました腹部違和感、腹痛の
症例を拝見しました。
詳細に、症状発生時期、現在までの経過をお聞きし、患者さんは上部内視鏡検査を当日午後に希望されました。
大抵の病院、クリニックでは、
なぜか胃内視鏡なら午前中までに行い、
大腸内視鏡ならば、午後にする
パターンが圧倒的となります。
しかしながら、当クリニックでは、
午前、午後、双方において、胃カメラ、
大腸カメラに対応します。
ただし、"特定"の時間から、
絶食が必要になります。
内視鏡検査前に何故、
絶食が必要か知っていますか?
食物が、口から胃に入り、次に、十二指腸以下小腸に送られていくのに、大抵2,3時間くらいを要します。だからこそ、
たとえば朝に、たらふく食事をしたとしても、昼には、また、お腹が空いてくるのです。昼にお腹いっぱいまでランチを食べた
としても、夜にはお腹が空いてきます、、
今まで大抵の医療施設では、
検査前夜8-9時には、夕食を摂ったら、
以後、翌朝の午前中まで絶食となります。
検査時、胃の中に、食物残渣が多量に
残っていたら、しっかり、胃の粘膜を観察できません、、食物に隠されて、危険な癌のような病態が見過ごされてはいけないからですね。
しかし、夕食をpm8時にとった場合、
翌朝AM9時以降まで完全に絶食する
意味は本当にあるでしょうか?
昔からの教えを疑うのが重要です。
昔は、スポーツ部活ならば、
バテるから、水を飲んではいけない、
と教えられてきましたが、平成以降、令和の現在では、それらの教えは、科学的に否定されて、むしろ熱中症を予防するために
頻回なる飲水を練習中にすることが
推奨されています。ww
今一度、上述の、胃の中の食物が滞留する
時間が、胃から十二指腸以下への通過時間を勘案してみると、必ずしも
検査前夜から長い時間絶食する必要はないのですね。
当クリニックは、絶食待機時間の短縮化を図り、午後でさえも胃カメラ検査を可能に
しています。
現に、本日の患者さんと、よく
相談して、午後には、上部内視鏡(胃カメラ)を完遂できました。😜
そして、1番楽な方法で、して欲しい、と
希望されたのでセデーション下(鎮静剤投与下)で検査を施行しました。
鎮静剤を使い、ご本人の
緊張感、嘔吐反射は、
大分に軽減され、すやすやと、うたた寝
をしているような気楽な表情を示し出します。鎮静剤を投与して約1分後あたりから、それは顕著となり、そこから
ファイバースコープを挿入して差し上げるのですね。^_^
非常にスムーズに検査が終わり、
小一時間の休憩後、診断名を告げて、
本日はお開きです。
現代は、昼のみならず
夜中でもお仕事をしている方が
いらっしゃいます。
忙しく働いていて、平日の午前に検査に
来れない方もいます。
困ったなあ、、と悩まずに、
どうぞ、当クリニックに
ご相談下さい。^_^^_^
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