このマークを皆さん見たことがあるかもしれません。世界中の救急車や救急部門を
持つ基幹病院に、画像真ん中にある
マークが設置されています。
このマークの中には必ず、杖と、それに
絡みつく蛇がデザインされています。
このマークの由来は、ギリシャ神話の
中に登場する名医アスクレピオスが
持つ杖に蛇が絡みついていたことでした。
我国には、医療体制が一次、二次、三次と
設定されており、ざっくりと説明すると一次は、街のクリニック、二次は中規模入院治療を行う病院群、三次は、大学附属病院に代表される、超レアな困難例や、重症症例にも対応する薬剤、医療機器を配備している病院となります。
私も、大学病院の医局に所属していた頃、
この三次施設で働いていました。
よく町医者!と、まるで何も出来ない、
ちゃんと治療してくれない、と、
侮蔑的に表現する
患者さんがいますが、、ww
ほとんどの開業医たちは、かつて、
病院で修行し、地域最後の砦として、
あらゆる困難な症例に対峙してきた経験があります。そうした修羅場を長年くぐり抜けた後、、ついに、自分のクリニックの
開業に至るわけです。ww
私も御多分に漏れず、大学附属病院に所属していた頃は、盆暮正月抜きに、夜中にオペしていたり、緊急内視鏡をしていました。
今は、コロナ禍であります。
現在では私の後輩たちが脂が乗ってきた
ベテランと言われるキャリアとなり、
地域の最後の砦を守ってくれています。
本当に、基幹急性期病院の先生方、
地域消防署救急隊の方々に
感謝を心から感謝を申し上げます。
私の心の中には今も、この
アスクレピオスの杖と蛇が
存在しています。
開業してからも、
入院治療が必要だ、!と
判断したら、即時に病院に
紹介したいと思います。

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