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R.I.P ToTo🥹

更新日:2024年10月2日


またもや悲しいニュース。


日本でもジュビロ磐田で活躍しJ league

を牽引した、元サッカー イタリア代表の

スキラッチ氏が大腸癌で先日逝去されました。


まだ59才の若さで彼は天使たちの元へ、、🥹


サッカーレジェンドのブラジル出身ペレ氏

も大腸癌で無くなりましたが、


スキラッチの出身国イタリアでの

大腸癌スクリーニング実施率は

非常に貧弱である、という論文データが

あります。


日本での会社組織が行っている健診で

"バリウム"あるいは"胃カメラ"は毎年やっています、とする患者層でも、大腸カメラは全く経験がありません、と答える方はとても多い。


本当にとても多い。


何故なんでしょうか?



胃カメラは医師免許取得後の

比較的若い臨床歴5年未満の医師や、

なんちゃって非専門医であっても比較的に操作は、一見まあまあ出来ている風にはなります。


開業クリニックでは元々消化器専門医師としての臨床修行歴がほとんどなかった所詮"なんちゃって他科目専門医師"が、突然開業した途端にビジネス的に、"胃腸系"にも手をだす、という現象すらあります。


他方、大腸内視鏡の操作は、胃カメラのそれに

比べると、格段に難しい。同じ"消化器科"として臨床歴があったとしても主に上部消化管

(食道、胃、十二指腸)を専門的にしていた

先生らは、大腸内視鏡操作は行えない場合も

あります。


それ故に健診施設では大腸内視鏡までを

安全に精密に、かつ多人数を

処理可能とする医師の絶対数、配備が少ない、、


それらの業務を完遂できるだけの

専門医師が胃カメラを担当する

医師と比較して全く足りないからですね。





まるで街の少年団サッカーのそれと

J下部チームとのそれ以上のスキル

差があります。


大腸癌は、40代以降から、発症率が

上がります。


大抵の癌は"痛くない"です。


痛くなってから見つかった癌はしばしば

多発転移、周辺臓器への

直接浸潤が醜い、

末期状態である事もあります。



便潜血検査は、20-30%の偽陰性、

つまり見落とし率が存在します。


ですから私を含めた医師、

特に消化器科専門医師、ナースらは

便潜血などはやらずに、必ず

大腸内視鏡検査を定期的に受けます。


大腸癌の早期発見の唯一の手段は、

定期的に3年間隔などで大腸内視鏡を

施行する事です。


大腸内視鏡を昨年検査した方で

正常だった方にいきなり、今年、突然大きな3cm大の腫瘤として出現したりしません。


前駆病変として大腸ポリープが出現、

それらは次第に大きくなり、5,6年ほど

経過して進行癌になるのです。




定期的な検査で、大腸polypの状態で

発見できれば即時にポリープ摘出術に移行しさえすれば進行癌での生命危機を

回避可能となります。


過去何度も、私は話してきましたが、

私の母、親友は、定期的内視鏡検査を

していなかった為に、胃がん、大腸がん、

の末期的状況で他界しました。



当院では、定期的内視鏡検査を

苦痛なく、まるで車検や美容院に

定期的に行くような感覚をもって

頂きたく、、最善の鎮痛剤、鎮静剤投与下

で、更にスムーズな内視鏡ファイバースコープ操作法を駆使し、スキラッチ選手のような

不幸事態を回避したい。




どうぞご相談ください。



 
 
 

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