最近、当院の初診患者さんたちの
中には最初は、別のクリニックや病院に
かかっていたが、一向に改善しない、、、
あるいは胃カメラ、や大腸カメラを
受けたら、検査中、
何十分も経過しても終わらず、
痛い、苦しかった、、あるいは肛門疾患、鼠径ヘルニア根治手術に対して入院が必要だが、
経済的負担に悩んでいる
という理由で、最終手段として当院に
ご相談を下さいます方々がしばしば
いらっしゃいます。
こうした初めて受診した
医療施設から第二、第三に
受診した医療施設でのご相談に対する
各施設方針、回答内容を比較して頂くための2nd Opinion(2番目の見解)という
用語があります。
2nd Opinionを患者さんにキチンと
伝える為には前施設からどのような
病態説明があったか?どんな治療を
提案されたか?など、充分な聞き取りが
必要になります。
周辺医療施設では、待ち時間ほぼなし、、、
薬を"すぐ"出してくれる、
某クリニックはかなり、、
かなり大人気なようですが、、笑🤣
私は常々、思うのは、早い、安い、、、というビジネス スタイルは薄利多売が
その目的であり、大抵の場合のクオリティーは⚫️ズイです、、😞
論理的に考えると1、2分の診察問診時間で
どこでも同じ診断治療結果になるのなら、
大抵どこの病院、クリニックだろうが
同じ診療スタイルに
なるはずであり、皆、同じ
診察時間に集約されるはずです。苦笑
しかし
実際は全く違う、、
真実は全く違うのです。^_^
あらゆる業界で、ピンからキリは存在します。
ある初診患者さんは、当初別施設の
A病院では、この病気に対する根治手術を
受けるなら必ず入院が必要です、と説明も
おおざっぱに、言われましたが、
本当でしょうか?
と私にご相談して下さいました。
当院初診患者の初回診察で
5分未満問診はありえません。
詳細診察>精密検査してから、
ニッコリ"大抵の場合、日帰り手術で
充分完治が期待できます"と、何度も
回答しています。
病院の収益構造とは"入院"ありきである
事をまず説明しております。
病院とは、、入院してもらい、
なかなか通院治療では治せない方々を
収容して治療する場所が、、大前提です。
そしてその収入の大いなる部分は、
差額ベッド料金です
(6人大部屋ではなく、4人、
2人、個室、ついには特別室もあります)
私もかつて、大学附属病院や民間急性期
基幹病院で勤務医として働き、そうした
入院が必要な患者さんたちを
多数担当してきました。
しかし全員が全員、入院治療が必要で
あるとは限りません。
万物は全てにおいてメリット、
デメリットがあります。
入院手術と日帰り手術を比較
してみましょう。
入院治療を行う場合、貴方自身に、
あるいは貴方の家族に代わって
三度三度の食事が配膳され、ベッドメイクも
してくれて、24h体制で、夜中でも休日であろうが、当直医師が待機しており、夜勤看護師がすぐそばで待機して、休日だろうが夜中だろうが、あらゆる貴方のお悩みに対応してくれます。
ベッドサイドから呼び出しボタンを押したら、
彼らは、たぶん、、枕元に来てくれる、、
こうした24h臨戦体制で貴方に対応するわけ
ですから当然、サービスの対価として
相対的治療費総額は高くなります。
一方で、自分で、出来る範囲の事は
全て自分でやる、、といった、、ミニマル
オプティマイズした場合、
例えばハワイ旅行で超高級ホテルで全てが
24hルームサービス、全てをやってくれる
完全なるフル サービス体制を提供してくれる
最高級施設もあれば、他方、長期滞在用のコンドミニアム宿泊施設で自炊しながら、自分で洗濯しつつも素晴らしいサーフィン🏄タイムをある一定期間コスパ良好に楽しみながら
過ごしたい方々用の施設も必ず存在します。
現時点、お金には全く不自由はない、
日頃からポルシェ、フェラーリを運転し、
、民間医療保険はバッチリ入っている、
という方々は、総合病院の特別室(差額ベッド料金5万以上、〜10万単位)で最高レベルの先端治療、ホスピタリティーを享受したら
全く良いと思います。
しかし、一般論として、
我が国は、過去30年間で、GDPは
どんどん下がり、G8諸外国と比較しても
ほとんどの国民の賃金は全く上がらず、
下がるばかり、、平均年収は下がり、
貧困国に確実に向かっているのです。
普通の人々にとって、コスパが最高で
ある事が全てではないでしょうか?
当院では既に、開業以来多数の
患者さんたちが日帰り手術を終え、
術後当日中にご帰宅を達成しています。
ご自分の状況に併せて、
根治手術のご相談をどうぞお気軽に
"しっかり""じっくり"して下さいね。^_^
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